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前回と前々回、大規模マンションにはデメリットが多いことを書いたところ、 多数の反響をいただきました。 こんなこと、大手デベロッパーから講演料や原稿料をもらっている 御用評論家は絶対に書きません。というか、書けません。 この勢いを借りて、今日は超高層マンションについて書きましょう。 ちょっと前まで、超高層マンションは建てれば売れる、という状態でした。 何とかは高いところに上りたがる、といったら失礼かもしれませんね。 でも、ものめずらしさやステイタス感、高みから見下ろす優越感がいいのか、 いまでも人気が高いのが超高層マンション。 でも、超高層は本当にそんなに価値があるものなのか? また、人間にとってふさわしい住まいのカタチなのか? 私は大いに疑問をもっています。 なぜそうなのか、理由をあげてみましょう。 ●地震が心配 建物の耐震性ではありません。超高層の場合は、強度の確かなコンクリートと耐震性に強い工法・構造を採用しています。そして、たいていの場合、一流のゼネコンが施工します。 問題は、地震が起こったときのエレベーターです。大きな地震があると、電気がとまります。エレベーターも止まります。まず、「振動を感知した場合は最寄階に停止」という機能が本当にうまく作動するのか? 私は疑問を持っています。 次に、電力供給が再開しても、安全点検が済むまでは動かせません。都内にエレベーターは死ぬほどありますが、安全点検できる作業員は限られています。電気が来ても、すぐには動かないでしょう。多分、復旧までに何日もかかります。それまで、上層階に住んでいる方はどうなさるのですか? 階段で上り下りして通常の生活ができるのは、せいぜい5階、6階までです。 ●上層階では窓があけられない 風が強すぎます。穏やかな日にはベランダにも出られますが、風が強い日は、ほぼ窓が開けられません。洗濯物も干せません。もちろん、布団も干せません。自然、エアコン無しでは暮らせなくなります。 ●健康への影響 毎日毎日、何十メートルもの高度が変わると、気圧の差もあります。山登りなら、ゆっくりと体験する気圧差を、毎日何度も行き来します。「そんなこといったら航空機の乗務員は」という疑問もありますが、航空会社は入社時の適性検査でそういう気圧差の変化に耐えられる体質の人間をより分けて採用しています。すべての人が彼らと同じ適性があるとは考えない方がいいでしょう。 ●子どもが外で遊ばなくなる これはよく言われることですね。人間は陽の光を浴びることで成長し、健康を維持するのです。 ●眺望が心を不安定にする 高層階からの眺めは素晴らしいものです。でも、同じ光景を毎日見ていると飽きます。時々、ホテルに泊まったりして「非日常」で素晴らしい眺望に出会うからこそ、価値があります。日常的にあんな眺望があっても、もてあますだけではないですか。むしろ、地面を足で歩く人間が見る光景としては不自然な眺めです。人によっては情緒不安につながる恐れがあるのではないでしょうか? 「自分は関係ない」という方は別にいいでしょう。でも、ご家族全員がそうですか? アメリカでは、すでに超高層に住むことが決していいことだとは思われていません。致し方なく、というのなら別ですが、好んで住むような住居形態ではないのでは、と私は疑っています。 少し前、タワーマンションへのご相談があったときに、上記のようなことをお答えしましたところ、以下のようなご返信をいただきました。この方は、今も賃貸で超高層にお住まいのようです。勝手ながら、一部を抜粋・伏字にして紹介させていただきます。 「タワーマンションのデメリットはまさに私も感じておりまして、 地震のときは、平均して年間2回位は非常階段で2X階から 1階まで降りることがあります。ヘトヘトになります。 それと、朝の通勤時間帯はエレベーターを待って1階に降りるまでの時間が とてもストレスを感じております。URだからなのかと勝手に解釈しておりますが。 一番、「健康」が気になりました。 ○○○区から○○区に越してきてから、睡眠が浅いように感じております。 自転車で行動するようになりましたので、風邪は全くひかなくなりましたが、 反面、体が慢性的に疲れやすくなり、空気が悪いのかと感じることがあります。 タワーマンションの健康について、ネットで調べてみましたら、 海外では、規制までしているところがあるのには驚きました。 私も少し考え直そうかと感じております。」 いかがでしょう。それでも、超高層に住んでみたいと思われますか? 私はイヤです。 大規模マンションのメリットは・・・ 前回のブログ記事に対する、賛否両論のコメントをいただいています。 正確に言うと、おおざっぱに賛成3、反対1。 すでに大規模マンションに住んでおられる、あるいはもう契約してしまった方にとっては不愉快な内容であったかもしれません。もし、気を悪くされた方がおられればお詫びします。 さて、前回は大規模マンションのデメリットばかりをあげつらった観がありますが、 公平を期すために多少なりとも大規模ならではメリットも上げておきましょう。 規模が大きいと ●管理費・修繕積立金収入のスケールが大きくなる すると、予算の組み方の裁量の幅が広がります。ただし、黒字基調の場合ですが。 ●敷地が広いので、後々に緑地を駐車場に変更できたりする ただし、これも管理総会で4分の3の賛成が必要です ●共用施設がたくさんある これはデメリットとしても取り上げました。ただ、新築で入居してから数年は入居者のニーズともある程度マッチしているので、それなりに楽しめます。ただ、その後が大問題ですが。 ●駐車場台数が多く確保できる 駐車料金月500円から、とか、無料、なんていう大規模マンションもありますね。なぜかH社系に多いのですが(笑)。ただ、その分は修繕積立金に回っているだけですから、ご注意ください。 ●コミュニティとしての交流がある そんなものいらん、という方も多いのですが・・住民同士でバーベキューをしたり、ゴルフコンペを開いたり、お料理教室をやってみたり・・・コレもメリットといえばメリットです。 まあ、無理に上げれば上記の様な内容です。共用施設については、使う人は使う、使わない人はまったく使わない、というのが現実ではないでしょうか。私が「あったほうがいい」と思う共用施設は、ゲストルームです。これは入居者の年齢層が変化してもニーズは絶え間なくあるはずです。ただ、これも使い人は使うし、使わない人は使いませんね。 ご注意いただきたいのは、今の大規模マンションの共用施設は、長年の「経験則」から生まれたものではないことです。H社あたりが「これがあれば売りやすい」という視点で考え出して、世間に広まったものが大半。20年、30年たっても使用頻度が高く、入居者に喜ばれているような共用施設は、平たく言えば集会室と駐車場、駐輪場といった基本的なモノ。スポーツジムやプール、温泉などは途中でなくなったり、ほったらかされているものが大半。そのあたり、冷静に判断すべきで、けっして「○○もあるから」という理由で購入を決めるべきではありません。マンション内で過ごす時間の99%は自分の住戸の中ですから。 マンション購入について、多くのご相談をいただいています。 その中で気付いたのですが、未だに規模の大きなマンションの方が、 小さなものよりも良い、と思われている方が多いということ。 規模が大きければ、共用施設がたくさんあります。 敷地内に公園があったりします。 スーパーやプールやフィットネスジムがある場合もあります。 それはそれは、あればあったでいいものです。 でも、よく考えて見てください。 それらはすべて各住戸の所有者が払う「管理費」で、維持・管理されているのです。 例えば、もっともありきたりな「キッズルーム」。 確かに、便利です。学齢前の子どもたちにとってはいい遊び場です。 でも、分譲から10年もたつと、利用者が激減します。 入居者の平均年齢が30代から40代に上がるからです。 中には居住者の入れ替わりもあるので、利用者がゼロになることはないにしろ、 すべての所有者が専有持分割合に応じて支払っている管理費で維持していくには、 とても不公平な状態となります。 「じゃあ、キッズルームをゲスト用の宿泊室にしよう」 という提案が管理組合でなされたとします。 これは「共用部分の用途の変更」にあたります。 この提案を可決するため、現状の法制度では全所有者の持分の4分の3の賛成が必要です。 分譲から10年。中には自分で住んでなくて、他人に貸している方もいるでしょう。 管理組合の活動など自分には関係ない、と思っている方もいます。 そういう方も含めて、全体の4分の3の賛成票を集めなければならないのです。 自民党が300議席をとるよりも困難な票集め(笑)。 それはそれは、大変な労力が必要です。 キッズルームだったら、放っておいてもたいして維持費はかからないでしょう。 これが、スポーツジムだったら・・・プールだったら・・・シャトルバスだったら・・・ 外部の業者と契約しているものはそれぞれ「撤退条項」が設定されているとは思いますが・・・ 例えば、カラオケルームを備えたマンションがありますね。 どうみても、スペースが余ったから作ったとしか思えない施設です。 常に、新しい曲を入れておかないと利用する人がいなくなります。 それも管理費でやっていくのでしょうか? マンションの中にあるから電話をかければ、 飲み物や食べ物を誰かが持ってきてくれるわけでもありません。 機械は3年もたてば旧式になります。管理費で更新??? そんなものがマンションの中にあって、みんなでお金を出し合って維持しているより、 近くに最新設備のカラオケボックスがあるほうがいくらか使い勝手がいいはずです。 もう一度いいます。 すべての共用施設は、各住戸の居住者の支払う管理費によって維持・管理されています。 その用途を変更するには著しく面倒くさい手続きが必要です。 そして、最終的には所有者の4分の3の賛成が必要です。 50戸のマンションの4分の3は38戸。 熱心な理事長さんがボランティアでがんばれば何とかなるでしょう。 500戸なら376戸、1000戸なら750戸です。さあ、どうしますか? マンションは100戸くらいがもっとも適切なサイズだといわれています。 住民のコミュニケーションが図れて、管理費の規模もそこそこ、という意味です。 4分の3の賛成をスムーズに集めるのも、この規模が限度でしょう。 大きいことは、けっしていいことではありません。 10年、20年、30年・・・年月を経れば経るほど、大きいことはハンディとなります。 大型物件ばかり検討されている方も、ぜひそういう現実を直視してください。 引き続き、ご相談を承っています。 具体的なエリア、マンション名を上げていただけると、私の見解も伝えられます。 もちろん、最終的なご判断はご自身でなさってください。
by r30phd
| 2009-06-03 18:37
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